「ロジックツリー」で課題の原因を明確に

 ■フレームワーク

「ロジックツリー」とは何か

活用タイミング原因を分析する際にポイントを明確にしたい時

原因(結果)を視覚的に細分化して、掘り下げて本質を見つけたい時

ひとつの原因(結果)を基を掘り下げる際、細かく枝分かれさせながら論理の道筋を展開して、その構造要素を明確にするフレームワークがロジックツリーです。掘り下げて枝分かれした構図がピラミッド型になる為、「ピラミッドストラクチャ」と呼ばれることもあります。

 

問題をツリー(樹木)状に構造化することで、原因や解決策を論理的に探る方法

ロジックツリーはあらゆるビジネスフレームワークの基礎となるもので、他のフレームワークで得られた結論を整理して再考察することにも適しています。掘り下げて考えたい内容によって3種類のロジックツリーを作成することができます。

  • 原因分析型
  • 問題解決型
  • 構造把握型

以下「原因分析型」のロジックツリーの作成方法を例を参考に説明してみます。

①ロジックツリーを作成するには、最初に掘り下げて考えたい【原因・結果・目的・問題】を定義します。今回は「原因」を掘り下げていきます。

②「なぜ売上が減少したのか」については複数の要因があるはずです。それを大まかに2〜3点ほど挙げます。

③大まかに挙がった原因を、さらに掘り下げて細分化して行きます。企業の場合は売上の下がった部署や、販売の伸びなかった製品などもそれに当たります。

④問題提起の際は見えてこなかった原因が枝分かれすることで細分化され明確になりました。最終的に細分化された原因の対策を行うことがロジックツリー(原因分析型)のゴールとなります。

ロジックツリーは掘り下げるごとに項目の階層が出来ます。その際に挙がった項目に対して「why?」「what?」の質問を当てることでさらに掘り下げることが可能となります。

たくさんの分岐を作ることも大切ではありますが、その際に注意することはダブり、漏れが発生しないMECEな状態を作ることです。MECEを徹底するために要素が増えすぎて本質が伝わりづらくなってしまうこともあります。効率的に作成するためには7割程度の適度なMECEを目標にしましょう

最終的に浮かび上がった問題・要因にそれぞれの対策を打つことで解決することをゴールとしましょう。

 

ワンポイント
  • 問題の原因を会社→部署→チーム→個人などのレイヤーに分けて考えることも大切です。
  • ディスカッション形式で提起していくことで漏れが少なくなりMECEに近づきます。
  • 最終的に浮かび上がった原因は他のフレームワーク活用で解決させることも考えましょう。

 

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