ビジネスシーン以外でも「仮説思考」は無意識に行われている

 ■フレームワーク

「仮説思考」とは何か

活用タイミング作業に取り掛かる前に、起こりうる事象の対策を検討する必要がある時

論道の状況から推論を導き出したい時

仮説思考とは、限られた情報から最も可能性の高い道筋(仮説)を設定して、それをもとに計画実行、検証、修正を行うための思考法です。効率よく問題解決を解決することができるためコンサルタントに求められるフレームワークですが、日常生活でも無意識に行っている思考方法でもあります。

 

限られた情報から仮説を立て、原因や法則を推定する

たとえば車で旅行を計画するときに、「連休中だから道路が混むだろう」と予想したりすることがあるのではと思います。これは、ひとつの仮説です。
そこで、連休中の宿泊施設までの過去の渋滞状況を調べることは仮説を検証していることになります。
「渋滞するだろう」という仮説が正しそうだと判断したら、旅行当日は少し早い時間に出発するでしょう。それでも渋滞で遅れて到着してしまった場合、次回はもっと早く出ようと考えたり、他の最短ルートを見つけようとするでしょう。
このように、私たちは普段から何気なく仮説・検証・などを行っているのです。

仮説思考のプロセスを実施するためには、以下のプロセスを繰り返し行います。
仮説思考のプロセス
①状況の観察&分析
現在の状況を観察し、課題や問題点を把握。必要に応じて追加でリサーチを行います。
②仮説の設定
仮説を設定します。仮説が正しけれが、確認できる実行と結果を予測します。
③仮説の実行
仮説にもとづいて、必要なプランを実行します。
④仮説の検証
実行したプランの結果を検証します。
⑤仮説の立証&修正
想定した結果が得られなかった場合には仮説を修正します。

 

仮説思考の利用方法

以下企業の状況を例に仮説思考の利用方法を確認してみましょう。
 仮説思考では多くのことを想定しながら結論を導き出します。知識のない分野ではフェルミ推定などを併用して仮説を立てて論理的に結果を導き出す手法も有効です。

 

ワンポイント
  • 仮説を立てるときは情報収集を行い、不足情報はフェルミ推定も用いて論理的に実施する。
  • 仮説は検証して、間違っている場合は修正を繰り返す。

 

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